「芝の家具」
東京における職人の歴史は、1959年横浜に外国人居留地が設けられた時に、初めて西洋家具が一般日本人の生活圏の近くに入ってきたようです。その修理または補充という形で日本人の家具職人がかかわってきました。
当時の芝区（現在の港区新橋、虎ノ門、浜松町の界隈）には、大名屋敷、大使館等が沢山あり外国の方々も多く住んでいたために、高級な特別注文家具など質の高い洋家具の需要がたくさんあり、芝地区は家具の製造に係わる高度な技術が急速に発展し、家具は「芝」といったブランドが出来たようです。
また、戦後には進駐軍の大量な発注で、生産が間に合わないほど数多くの家具を製作したそうです。戦後一般家庭に、ものがまだ少ない時代に、椅子などの家具は高級品と位置づけられ、家具に対する物品税が３０％も課税された時期もあり、家具業界の大反発をかった時もあったようです。
芝地区では必然的に家具関係に携わる会社がたくさん集まっていました。椅子の土台を木でフレームを作る木地屋（きじや）、木に塗装をする塗師屋（ぬしや）、布地を張って仕上げる張屋（はりや）等、現在は大分少なくなってしまいましたが、まだまだ残っています。
弊社は、昭和２４年に東京都港区虎ノ門で先代の須藤三蔵が洋家具製造販売業として開業し、平成８年に社屋を港区東麻布に移転し、約５０数年家具製造業を営んでおります。
先代より受け継いだ椅子へのこだわりと技術を持った仕事をし、お客様に満足して頂くために、「職人としてベストを尽くす」という気持ちで日々仕事をしております。 |
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| 株式会社 虎之門商会 |
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| 代表取締役 須藤 純男 |
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